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笹幸恵
2019.5.31 01:55日々の出来事

反フェミのこじらせ男か?

トッキーが紹介していた小島秀夫氏の
ツイッターを見てみた。
弁護士だそうで、裁判関係のツイートがとても多い。
一日、よくこんなにツイートできるもんだね。

レイプ無罪判決については、一貫して
肯定する立場のようだ。

レイプ無罪判決に対するデモ(フラワーデモ)を報じた
ネットニュースに対しては、昨日、こんなリツイートをしている。


「性暴力の実態」を知ると、
不合理な被害者供述だけで
有罪判決下すようになるのですかね。


なに、なんなの。このイヤミったらしさは!!!
どうもレイプ無罪判決に対してはフェミニストが
騒いでるだけだと思っているようで、なんというか、
人を小馬鹿にした物言いだ。
もっともこのデモの呼びかけ人は北原みのり氏だから、
フェミニストの集まりかもしれない。
それでも私は、彼女らの主張を支持する。

第一、どうして被害者の供述が「不合理」だと
決めつけられる?
そういう決めつけこそが不合理ではないか。
もはや、いちゃもんレベルだよ。
男を貶めようと性被害を訴える女性も、
そりゃ中にはいるかもしれない。
だけど圧倒的多数の女性は、声すらあげられない、
泣き寝入りするしかない、場合によっては
「自分が悪いのだ」と自尊心を著しく低下させてしまう。
それは長い将来にわたって影響を及ぼしかねない。

もちろん、冤罪はあってはならない。
しかし3月に相次いだ無罪判決は、
どう考えても首をかしげざるを得ない。
常識的な判断に基づいて判決が出されているのか、
甚だ疑問。
そのことを訴えているのであって、何も
「不合理な被害者の供述」だけで
有罪判決にしろ、などとは誰も言っていない。

小島氏、何か女に対する恨みでもあるのか?
女に対する偏見がすごすぎる。
判決の妥当性を自分のルサンチマンで判断しちゃいかんよ?

反フェミニズムで凝り固まってしまって、
何かこじらせちゃってる感じもするけれど。

そうでないなら、そこまでレイプを擁護する
理由って、何なのでしょうね。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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